2011年12月3日

おもしろい脳に効果のある昼寝についての文章

あゆニュース

10月19日に20歳になった。
日本へいけるかどうか分からなくなった。
明日は日本語能力試験N2を受ける予定。

読解の練習をしたところ、超おもしろい文章を見つけた、どうぞ。

昼寝を、ぜひ上手に活用したい一そんな人たちのために、どうしたらうまく昼寝がとれるか,その(注1)コツを紹介しましょう。 昼寝をするときは、なにより、昼寝に費やす時間に気をつけてください。昼寝は、たっぷり時間をとるか、または思い切って短くしたほうがいいのです。
  睡眠単位(ノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせ)は、1単位が約90分です。これが、ひとつの目安となります。最初は、ノンレム睡眠によって、徐々に 脳の活動レベルを下げていきます。その後、脳にエンジンをかけるレム睡眠が現れます。レム睡眠の後に目覚めれば、脳も活動を始める準備が整いっっあります から、気分もすっきりします。
  ですから、昼寝のためにたっぷり時間がとれる入は、だいたい(注2)2時間弱を目安に昼寝をすればいいかと思います。90分に30分弱をプラスしたのは、横になってから眠りに入るまでの準備時間と考えてください。横になってすぐ眠れる人は、(注3)90分強でも構いません。
  そんなに昼寝に時間がとれない、という方でも心配は無用です。昼寝は、20分以内で十分だからです。むしろ、時間がとれない人は、昼寝に費やす時間は 20分以内にすべきだと:もいえます。   その理由は、深いノンレム睡眠に入る前に起きてしまえ、ということです。脳の活動レベルが、深く下がる前に目覚めるのがいいのです。
1時間というのは、私たちにとってとても(注4)くぎりのいい時間です。しかし、②この時間を(注5)まるまる昼寝に当てはめるべきではありません。 というのは、1時間程度の昼寝で起きると、脳がかなり深い休息中のときに目覚めるわけですから、かえって頭がポーッとしたり、不愉快な気分を覚えるので す。ですから、単純に眠る時間が長くなるほど、脳が休まり目覚めもスッキリする、というわけではないのです。中途半端な時問より、短いほうがずっと効果が あるのです。
  これは、昼寝に限らず、睡眠全般にいえることです。夜の長い眠りの場合も、( ③ )を単位として考えたほうが、すっきりした目覚めをむかえることができるはずです。
  また、④職場の机の前で2~3分(注6)目をつぶるだけでも、脳を休息させる面から考えると、いくらか効果があると思われます。目を閉 じることは、(注7)外界の情報を(注8)シャットアウトしてしまうことです。目から入る情報は強力で、脳の働きも非常に大きいのです。これを遮断1して しまうだけで、気持ちはずいぶん落ちつくでしょうし、脳も休むことができるのです。さて、昼寝をたっぷりとると、その夜は眠れなくなる、という昼寝の⑤「害」があります。約90分の昼寝をとると、脳は「昼間」セット分の眠りをとったから、夜の眠りからその分を差し引いてしまおう」と考えてしまうからです。そのため、夜は(注9)寝つきが悪くなつたり、眠りが浅くなったりすることがあるのです。
  これを避けたいなら、⑥昼寝はやっぱり短いほうがいいのです。

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